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胃住 ネタメモ


男たちは気がついたら
知らないところにいた。

壁は真っ白で
火山のような地鳴りが聞こえる。
気温は温かい。

どこからともなくチャイムが聞こえ
それと同時に天井が開き大きな
肉の塊が落ちてきた。
男たちは見たこともないご馳走に
一斉に群がった。

ここに集められた男たちは
貧困層で明日の食べ物にさえ
困っていた。おまけに不況で
仕事もない。そこでたまたま
研究所の募集をみたのだ。

参加すれば毎月
二百ドルの謝礼金
そして三食食事つき
仕事内容はただ食べて寝るだけだった。

その言葉に惹かれて
研究所にやって来たが
研究室である薬を飲まされた後
意識が朦朧として気がついたら
今の場所にいた。

ここは一体どこなのか?
実はある金持ちの胃袋の中である。
こいつは分子を細分化する
技術を生み出した

それは貧困層を
富裕層の胃の中に住まわせて
飢餓を解決しようという
ものだった。

男たちは当初気がつかなかったが
自分たちが人間として扱われていない
ことに不満を感じ
胃から脱出を試みる

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