未分類

睡眠負債 ネタメモ


簡単なあらすじ


医学部を目指して目下、二浪目に入った
20歳の予備校生、佐藤勝は受験日を
一ヶ月後に控えた夜に模試の結果を見ながら
焦りを抱えていた。第一志望の医学部の
判定はE…その不満を家族にぶつける。
特に腹が立ったのは2歳下の弟優。
勉強ができて真面目だった兄の勝と違い
少し派手でアルバイトに精を出す弟だった。
勝は弟の優を完全に見下していた。

しかし、今度の試験に落ちたら
今度こそ面子が立たない。
寝る間も惜しい勝は眠らないように
大量のコーヒーを飲んだりするが
結局眠ってしまう。


予備校の帰り道。覚せい剤を手に入れようと
路地裏に来た勝。しかし売人たちに相手にされず結局ボコボコに殴られ財布を取られる。
そんな彼を助けたのが一人のホームレス老人。
彼は言った、お望みの品を売ってあげようと。
彼の小屋についていくと小屋には時計が並ぶ

何を売っているんだ?
時間だよ。と老人はいう。
生まれた日と時間を伝えると老人は
日付の書いてある棚から一つの
名簿を取り出す。そこには睡眠残高
が記されている。一生分の睡眠時間から
好きな時間を起床時間へと変換できる。
睡眠時間を借り入れることで寝ないでいられるのだ。
試しに一ヶ月分だけ借りた彼。

彼はそれに半信半疑だったが
その日から全く眠気を感じなくなった。
疲れないのだ。

それから一ヶ月後、彼は医学部に合格。
大学に入学したはいいが、授業も六に出ず
毎日遊び呆けていた。彼は度々、ホームレスの
ところへいって睡眠時間を前借りした。
夏休みにでも寝ればいいと思っていた。
しかし、返済時間は積み重なって一年経過。

ふと眠気を感じた主人公はまたホームレスのところへ。すると睡眠残高が0になっている。
彼は利息がつくことを忘れていたのだ。
滞納した睡眠負債を返すために彼は弟の
睡眠時間を返済に当てることにする。

弟はよる遅くまでバイトしており
帰るのは夜中だった。
お父さんがリストラされ、兄は医学部へ進学。
家計を支えていたのは彼だったのだ。

しかし、睡眠負債で眠っても眠っても
体がだるい。道でもうろうと歩いている時に
車に引かれて死亡する。

両親は弟が兄のために
進学を諦めたことを告げた。

主人公はホームレスのところへ行き
睡眠時間を払えないと言う。
弟の睡眠時間も負債になってしまい
一日この先の人生の半分を寝て過ごさねば
ならなくなってしまった。
自己破産しか方法がない。
つまり自分が死ぬか20年以上眠り続けるか
どちらかを選択しなければいけない。

勝は逃げた。
これは夢である。自分は悪い夢の中にいる。
そんな中、両親も次々と眠りに落ちて行く。
取り立てである。見えない取り立て人が
彼の家族の睡眠時間を奪いにきたのだ。

恋人、友達、みんな眠りに落ちて行く。

主人公は自分に眠気が襲ってくる
その恐怖に震えた。
車に飛び乗って道路をひた走る。
その時だった、道路から現れた人を跳ねた。

目が覚めると、彼はベットの上にいた。
それは受験一ヶ月前の自分の部屋
夢だったのか。ひどく汗をかいていた。
リビングでは家族の声が聞こえる。

そこには弟が医学部に合格したことで
お祝いをしている。そしてお前は誰だと言う。
慌てた勝はこれが夢だと信じる。
ケーキを切っていたナイフを手に持って
自分に刺す。起きろ、起きろ自分!

はっ!また目が冷めると
ベットの上にいた。同じ光景がまた
目に浮かぶ。眠っているのか眠っていないのか。彼にはわからない、朦朧として外へ出る。
そうだあのホームレスのところへいけば
夢か現実かわかるかもしれない!
いってはみたがそこにもうホームレスはいなかった。

わはははと一気に気が抜ける。
今までずっと自分は夢の中にいたんだ
そうだそうだったんだ。
その帰り道、主人公はくるまにはねられた。
それは自分とよく似た人間が運転席にいる。

あー良かった。これで安心して眠れる。

彼は目を閉じた。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *